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第17回 京都から発信する政策研究交流大会

Project

 第17回を迎えた今年度は、コロナ禍の状況を鑑み昨年度に引き続きオンラインで開催しました。応募組数は99組と昨年度(75組)に比べて増加し、初めての参加となる大学や、政策学部などの文系学部からの応募が多い中、理系学部からのエントリーも見られました。大会当日は、審査を通過した72組が9つの分科会に分かれ、都市政策に関する幅広いテーマの研究発表を行い、審査員2名と他の発表者による質疑応答が行われました。
 発表の様子はYouTubeでライブ配信を行い、学生だけでなく、大学関係者や行政関係者、企業の方々などさまざまな方にご覧いただきました。
 発表後には学生実行委員会による学生企画を実施。大学や学部を越えた交流の場として、発表者同士で発表内容に関する質問や感想を共有するフィードバック交流会と、SNSを用いてコロナ禍の大学生活について話し合うトークセッションを行いました。学生企画後の受賞者発表は、Zoomウェビナーで開催しましたが、受賞者の喜ぶ姿は画面上でも心に響くものがあり、本大会が発表者にとって、学びとやりがいを得る場となったことがうかがえました。

〈口頭発表(分科会)の様子〉

〈学生企画の様子〉

〈受賞者発表の様子〉

<研究奨励賞 受賞者一覧>

pdfをクリックすると、論文データとPPTデータをご覧いただけます。

賞名 部門 発表題目 区分 団体名 所属大学名 論文
PPT
大学コンソーシアム京都理事長賞 口頭・論文 鴨川沿い行政看板の分かりやすさに関する研究
-日本人と外国人の比較調査を基に提言-
団体 京都女子大学
「京をつなぐプロジェクト」
京都女子大学 論文
PPT
日本公共政策学会賞 論文 日常使いとしての着物
-着物会議習慣による着物産業復興への手がかり-
団体 同志社大学政策学部
野田ゼミA班
同志社大学 論文
PPT
優秀賞 口頭発表 グリーンインフラにおける多様な主体間の合意形成に向けて
-アイスブレイクとしてのカードゲーム「グリーンズ」の有効性-
団体 チーム リトルグリーンズ 京都産業大学 論文
PPT
ユニバーサルツーリズムにおける観光地図の課題
-視覚障害者の視点から-
団体 村田和代・池田麻衣子ゼミナール 龍谷大学 論文
PPT
地場産業存続に向けた循環型産業の確立
-政所地区での実証的検討を踏まえて-
団体 深尾ゼミナール
政所プロジェクト
龍谷大学 論文
PPT
廃校を活用した京都発アート・コレクティブ拠点 団体 同志社大学政策学部
野田ゼミB班
同志社大学 論文
PPT
ニュータウンの団地力とコミュニティ形成
-2040年の日本を見据えた政策を-
団体 深尾ゼミナール11期生 龍谷大学 論文
PPT
就活先決定モデルに基づく京都企業論プログラム 団体 同志社大学政策学部
野田ゼミC班
同志社大学 論文
PPT
工福連携モデルの可能性
-障碍者雇用の現場におけるテクノロジーの導入-
団体 深尾ゼミナール
工福連携PJ
龍谷大学 論文
PPT
災害時の性被害防止
-SNS活用による情報収集と情報発信-
団体 同志社大学政策学部
川口ゼミ1班
同志社大学 論文
政令指定都市におけるオープンデータの推進 団体 同志社大学政策学部真山ゼミ 同志社大学 論文
PPT
主権者教育におけるデジタルコンテンツの有用性と可能性
-より早く、楽しく、効果的な学びに向けて-
団体 京都府立大学公共政策学部2回生窪田ゼミ 京都府立大学 論文
PPT
<政策提言懇談会>

2022年3月4日(金)、大学コンソーシアム京都理事長賞の受賞団体である京都女子大学「京をつなぐプロジェクト」の皆さんと、日本公共政策学会賞の受賞団体である同志社大学政策学部 野田ゼミA班の皆さんから、発表内容に関連する行政機関の部署に対して改めてプレゼンを行い、意見交換を行う政策提言懇談会を開催しました。
行政関係者の方々からは、行政による試みや課題をお話していただいたり、研究内容をさらにブラッシュアップしていくためのアドバイスや「さまざまな場面で学生の皆さんにも参画してほしい」といったコメントもいただきました。
学生の皆さんからは「大変勉強になった」「より一層、研究活動に従事していきたい」といった感想が聞こえ、今後の取組や研究内容の深化につながる機会、行政との連携を深める場となったことがうかがえました。