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学まちコラボ
2024年度

事業名一乗寺フェスを活用した、街の魅力再発見プロジェクト

テーマ
文化
安心・安全
大学名
京都精華大学
実施団体
「街と人と音楽と」ゼミ

●実施団体の紹介

ゼミ学生が主体となり、大学での学びを活用し、京都市左京区一乗寺の地域活性化イベントの企画・運営を通して地域住民と外来者の両方に一乗寺の魅力を発信する活動

●活動場所

左京区一乗寺

●活動目的・背景

音楽が持っている、人を惹きつける力や、社会への参与を促す力を活かし、一乗寺の歴史的音楽遺産を掘り起こすことで、一乗寺住民に一乗寺に住んでいることの素晴らしさを再認識するきっかけを提供します。同時に、これらを効果的に情報発信することで、一乗寺には住んでいないけれど一乗寺のことが気になる人たちを増やします。

●取組概要

◎京都市左京区の一乗寺公園を中心にしたエリアでの以下の三つの活動を通して、目的を達成します。
・学生視点で一乗寺のフィールドワーク・取材を行い、住民も気づいていないような一乗寺の魅力を、SNSなどを通じて情報発信します。
・ペットボトルなど身近な材料を使って楽器を作り、作った楽器を使って参加者全員で合奏をします。
・一乗寺郷土芸能保存会の方々から鉄扇踊りの成り立ちや踊りを教わり、後世に残るよう記録するとともに、一乗寺フェスでの実演を実現します。

●成果・今後の課題

<学生にとって>
秋まつり自体には2,000人が訪れ、わたしたちの実施したワークショップでも用意した300人分の材料がすべてなくなりました。鉄扇踊りは普段の稽古の成果として、みんなの前で振り付けのレクチャーをし、世代性別を超えて大きな輪ができました。
<地域にとって>
子どもたちが音あそびをする傍ら、保護者同士の会話が発生し、地域でのつながりを育む結果になりました。鉄扇踊りは上一乗寺の芸能だが、それを下一乗寺の秋まつりで実施したことで、両地域間の新しいつながりのきっかけが生まれました。
<学生・地域の声>
本番前に鉄扇保存会のみなさまと定期的に顔を合わせて稽古をしたり、児童館で子ども相手にリハーサルをしたことが、本番での手応えにつながりました。来場者へのアンケートでは内容に満足、という答えが9割を超えた。手作りの楽器ワークショップが良かったとか、盆踊りが良かったなどの声がありました。
<今後の課題>
わたしたちにとっての課題はグループワークの難しさでした。目標をきちんと共有してプランを立てることの大切さが身にしみました。地域にとっての課題は、一乗寺にこのような取り組みの「拠点」となるような場所(たまり場)がまだないことかもしれないと思っています。秋まつりは年一度だけですが、学生が恒常的に地域と関係を結ぶには、それだけでは不十分かもしれません。

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本取組に関するお問い合わせ先

京都精華大学メディア表現学部安田研究室内「街と人と音楽と」ゼミ

TEL:075 702 5288
E-Mail:k222t069@st.kyoto-seika.ac.jp