私たちは有志で集まった社会活動家学生団体、輪廻Activateです。輪廻とは輪廻転生からきており、捨てられるものであっても新しい物へと変革化していこうというところから発想しています。社会の課題解決はもちろんのこと地域との密接なつながりを施したいという目標を掲げ、日本の社会の学生なりの課題解決を目指しています。メンバーは学部学年様々でアイディアマンがとても多く、和気藹々と活動に取り組んでいます。
龍谷大学深草キャンパス、イベント会場
目的:廃れつつある京都の伝統工芸の再生
背景:京都の伝統工芸を触れる機会が少ないことから京都の伝統を活かし、地域とのつながりがより深く持てたらいいなと感じたから。
本事業では大学生の目線で京都の伝統工芸である織物の魅力をアートを通じて発信して、関心をもつ人口を増やし、伝統工芸品産業の活性化を目指す。
西陣や友禅の廃材を使ってタペストリーを創る。創作は私たちをはじめ、京都を訪れた観光客にも委ねる。
方法として、事前に採寸したタペストリーの下絵(塗り絵のように細分化したもの)をイベント会場に用意して、訪れた方々に廃材を下絵に沿って貼ってもらう。
貼ることができる枚数を1人1枚として、協力をしてもらいながら貼絵タペストリーを完成させる。
このプレゼントも廃材を使ったグッズにすることで、旅を終えた後でも伝統工芸品を手に残る記憶として持たせておくことができる。
廃材を使ってタペストリーを創るというアイデアは、環境への配慮とアートの融合を強調している。伝統的な材料を再利用して新たなアート作品を生み出すことは、他に類を見ない独自性を持っていると考えられる。また、観光客が下絵に沿って廃材を貼ることで、アート作品を共同で創り上げる体験ができる。観光名所を訪れるだけでなく、自分の手でアートに参加できることは、先進的で魅力的なポイントである。伝統工芸品から生まれるアートを通じて地域社会と観光客をつなぎ、地域の文化や伝統工芸にも注目を集め、地域コミュニティを強化することが期待される。観光客にとってもより豊かな旅の思い出を作ることができる。
このプロジェクトは、地域の伝統工芸や文化を観光客に広める手段と成り得る。今後は展示会やイベントを通じて、完成したタペストリーの魅力を発信していく。また目標として、主要観光名所以外の場所でもタペストリーの創作できるように本事業のブランドを高めることを掲げ、オーバーツーリズムにアプローチしていく。将来性としては、廃材を再利用してタペストリーを作成する本プロジェクトは、持続可能なアートとして注目されることが期待される。環境問題がますます重要視されている現代社会で、廃材を活用する取り組みは支持されると考えられる。
成果としては、西陣や友禅の廃材を使って龍のタペストリーを作成、子供食堂におけるタペストリー作成、イベント出展、京都デニム様との廃材となるジーンズと端材の友禅を掛け合わせたSDGsデニぐまの作成など。
今後の課題としてはデニぐまの展示会、ファッションデザイナーさんとのコラボ、イベントの継続、他にも京都の伝統工芸はもちろんのこと捨てられてしまう環境問題になるような端材や廃材と向き合いどのような運用ができるかを学生目線でアイディアを出し、世に広めていきたい。
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