京都市北区金閣学区原谷地域における子どもの遊び場・学び場・食べる場を進める活動の一環として、各関係機関・団体と協働し、子どもの居場所を創出する。特に本団体はその中で子どもの学び場創出を主な目的とする
特別養護老人ホーム 和順の里
京都市北区原谷地域では2018年より社会福祉法人七野会が「原谷子どものカフェ」を実施し、新型コロナ禍の最中でも子どもたちの居場所、関係づくりを地域でどのように創っていくかを検討しながらできることを進めてきた。現在は、活動を少しずつ回復させながら、子どもの遊び場、食べる場を実施されている(学び場、親の語る場は休止)。そのような中で、以前からも子どもの居場所としてのカフェが月に1回で良いのかという提起が関係者会議の中で出ていた。しかし、七野会としては月に1回が組織としての限界であり、他の法人が開催していくことで結果として、週に1回、原谷地域のどこかで子どもの居場所が開催されている状況を創ることができないか模索していた。2023年より同地域にある社会福祉法人和順共生会が子どもの居場所づくりを進めることができるかを法人内で検討することとなり、今年度より試行的に子どもの居場所を開催することとなった。このプロセスにおいて、佛教大学教員が関わっていたこともあり、佛教大学の学生がスタートアップの支援を行うこととなった(ちなみに七野会のカフェは主に大谷大学の学生が支援している)。
京都市北区金閣学区原谷地域における子どもの遊び場・学び場・食べる場を進める活動の一環として、各関係機関・団体と協働し、子どもの居場所を創出する。本地域では先に七野会が「原谷子どものカフェ」(毎月第2水曜日・大谷大学が支援に入っている)に実施しており、本団体は「和順子どもの学び場」として毎月第3水曜日に実施する和順共生会の支援を行い、原谷地域における子どもの居場所づくりの創出に寄与するものである。
<学生にとって>
自身が通う大学のある地域の実情を知り、学生同士のつながりだけではなく、地域の子どもやその保護者、老人ホームで暮らす高齢者など様々な世代の人とのつながりをもてる機会となった。
<地域にとって>
これまで同じ地域にいながら、あまり関わりが十分ではなかった(と本人たちが言っていた)社会福祉法人同士がこの事業を通じてさらに仲良くなった(連携の可能性を感じることができた)。時としてサービスのライバルとなる組織同士が「地域で子育て」というテーマにおいて手を取り合うことができたことは素晴らしいし、その周辺に大学、学生がいることでより緩衝材の役割を果たしているではないかと感じる。
<学生・地域の声>
お迎えに来られた保護者の方にお聞きしてみたところ、「地域で子どもたちが安心して暮らしていけることはとても嬉しい」、「親は親で子育てを行う中で孤立する人もいると思う。そんな時に頼りになる施設がいてくれると親も安心できる」といった声があった。
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佛教大学・はらだに防衛隊 山本愛和
TEL:070-9187-0593