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2024年度

事業名カモシネマ19

テーマ
産業・観光
大学名
立命館大学
実施団体
カモシネマ19実行委員会

●実施団体の紹介

鴨川河川敷で清掃活動と野外映画上映イベント「カモシネマ」の企画・運営をする団体である。イベントを通じて、京都の歴史ある景観を形成する重要な自然の一つである鴨川の魅力を伝え、守るきっかけをつくる活動を21年間行っている。加えて、地域の清掃活動などにも積極的に参加することで、地域との関わりを持ちながら美化啓発活動を行っている。立命館大学広告研究会の有志により設立、現在も同会員が構成員として活動している。

●活動場所

『鴨川公園葵地区(葵公園)』(イベント会場)、立命館大学(準備場所)

●活動目的・背景

京都の景観イメージに大きな影響を持つ鴨川は、ごみの投棄により川岸にゴミが散乱する事態となっている。この問題に対応するため、「鴨川の美化・啓発活動」を我々学生団体が主導となり実施する。それにより若者の鴨川に対する知識を深め、「鴨川を汚さない」という意識を効果的に高めていく。そして、このイベントに協力していただく団体とご来場の方々が繋がり、「地域活性化」とすることで、若者の周辺地域団体の活動への参画意識を高め、鴨川の美化活動を次世代へと繋げるきっかけとする。以上が活動の目的である。

●取組概要

2024年8月24日  【カモシネマ19】の実施

14時~17時 ふれあい企画【かもあそ】の実施
      ・お子様を対象としたふれあい体験企画
       他大学の協力によるブース展示
       うちわ製作体験
       鴨川クイズスタンプラリー企画
      (京都府立植物園、鴨川を美しくする会のパネル展示)

15時~17時 クリーンハイクの実施
      大学生を中心にボランティアを募集し、会場周辺の道路、
      鴨川河川敷のゴミ拾い清掃活動を行った。
18時30分~ カモシネマ19(映画上映)お客様入場開始
      上映作品『リバー、流れないでよ』
19時10分  映画上映開始
20時40分  映画上映終了

●成果・今後の課題

<学生にとって>
15時からのクリーンハイクでは多くの学生の方々に来ていただき、我々の活動の認知や興味を示していただくことができたと考えられる。
しかし、映画上映会では、来場者の半数以上が社会人であったことが見受けられた。学生に対する広報活動がやや不足していたことが原因であると考えられる。SNSをより活発に動かし、大学にも協力していただき、連携を取って学生のリーチを高める必要があると考えられる。
<地域にとって>
地域の人が集まる空間を創出することができたと考えられる。カモシネマも19回目となり、京都市に住む方々には、「カモシネマね、知ってるよ。」と言っていただくことも増えた。より地域に根差したイベントにすることで地域の方々が集まる場にするとともに、京都市全体に認知を広め、様々な方々にご来場していただき、多くの方々と映画を楽しむ交流の場としたいと考える。
しかし、昼頃にお子様を対象として行う【かもあそ】は来場者数があまり伸びなかった。地域の方々と接する非常に大きな機会であるため、来年以降は小学校などを中心に、紙媒体でのリーチも増やしていきたいと考えられる。
<学生・地域の声>
特に映画上映会では、多くのお褒めの声をいただいた。映画上映会から我々の活動意図を理解し、賛同してくださる方々も多かった。鴨川の近くで木々に囲まれた中映画を鑑賞するという催しが他にあまり見られないため、新鮮味もあり心地よかったというお声もいただいた。環境について考え行動するだけでなく、多くの人が楽しいと思える空間を演出することが、さらなる美化啓発に繋がると考えられる。

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本取組に関するお問い合わせ先

カモシネマ19実行委員会 代表 苅部亮介

TEL:080-2531-7252
E-Mail:so1248xe@ed.ritsumei.ac.jp