〈龍谷大学・東高瀬川の環境保護と地蔵盆プロジェクトチーム〉
社会福祉を学ぶ短期大学部1・2 年生で構成。地蔵盆の活性化だけでなく、会場となる河川周辺の環境保護にも取り組んでいる。活動の継続性から、今年度は新たに、防災マップ、防災グッズづくりに協力した。
〈川久保町自治会〉〈砂川学区自治連合会〉
伏見区砂川学区所属の町内会、地域行事等の主催。
〈砂川学区東高瀬川を美しくする会〉
東高瀬川流域の地域住民で構成する河川に関わる活動団体。
〈京都市立京都工学院高等学校プロジェクト工学科〉
河川環境整備のため地域住民と共に環境改善活動を数年前から継続してきた。
伏見区
伝統行事の活性化と環境保護によるまちづくりを目指している。町内を流れる東高瀬川は、不法投棄の目立つ河川であった。その河川敷が会場となる地蔵盆は、少子高齢化のため参加者が減少して短い時間で終了していた。河川の環境改善と伝統行事を次世代に引き継ぐため、平成26 年から、学生が大人・高齢者世代と子ども世代の橋渡し役となり、行事の企画・運営に関わり地域の活性化を図っている。こうした地域との関わりから、新たに、防災に関する活動にも取り組む。
東高瀬川上流へフィールドワーク(5/18)/東高瀬川の「ホタルの夕べ」に参加(6/8)/青竹を材料に地域住民・高校生・大学生が60 個の竹灯籠を共同製作(7/3)/地蔵盆「折紙教室」のため京都教育大研究室で折り紙講習(7/19)/地域住民・高校生・大学生が会場の草刈り・清掃活動(8/10)/地蔵盆開催(8/18・19) /防災避難時の一時集合場所の確認と防災ワークショップ(10/2)/東高瀬川河川整備のワークショップ(11/10)/大学・地域連携サミットポスターセッション参加(12/2)/防災マップと防災グッズ製作のワークショップ(12/2) /
〈学生にとって〉
地蔵盆行事だけに参加するのではなく、河川の上流を歩き手づくり竹灯籠の共同製作など準備段階から関わりを持ち、企画が現実になる達成感を持てた。昨年の災害発生をきっかけに、町内で防災活動の重要性への認識が高まり、協働の取組に発展したので、自分たちにとっても防災は大切で身近な取組だと実感した。
〈地域にとって〉
地蔵盆の竹灯籠はこの地域にすっかり定着した。かつては不法投棄が目立つ河川だったが、ホタルを放生し高校生・大学生の取組で河川環境が大きく変化した。子どもと大人・高齢者の橋渡し役となった若者の行動力に期待が寄せられている。
〈学生・地域の声〉
・地域住民にまとまりがあり、何ごとにもすごく熱心だった。将来、このような地域で子育てをしながら伝統行事を大切にして穏やかに暮らしたい。
・毎年新しいプログラムがあり、地蔵盆を楽しみにしている。高校生や大学生が参加する町内行事はとても盛り上がるので、地域に住む参加者が増加してきた。
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龍谷大学 短期大学部
TEL:075-645-7897