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学まちコラボ
2023年度

事業名一乗寺公園を活用した、一乗寺の魅力発信プロジェクト

テーマ
文化
産業・観光
大学名
京都精華大学
実施団体
京都精華大学メディア表現学部社会実践実習「街と人と音楽と」ゼミ

●実施団体の紹介

【京都精華大学メディア表現学部】
京都精華大学メディア表現学部では、学生の学びを社会と結びつけるための実践の場として「社会実践実習」という科目を設けており、今回の取り組みは、その授業の一環です。メディア表現学部では、テクノロジーを社会課題解決のための手段のひとつと捉え、「文系」「理系」「芸術系」という既存の枠を超えた新しい発想とその実行をめざします。
【一乗寺ドットネット商店会】
一乗寺商店会では店舗・店主が手を取り合い、環境美化活動、販売促進事業としてのイベント等を行っています。商店どうしが団結し、住まう人々やお店同士の絆を強くし、地域の振興発展と各店の繁栄を目指します。「地域の文化・芸術の発展や安全・安心なまちづくり」を目指し、魅力的で賑わいのある商店会活動を行っています。

●活動場所

一乗寺

●活動目的・背景

音楽が持っている人を惹きつける力や、社会への参与を促す力を一乗寺近隣住民の交流促進に活かせないかと考えた。具体的には、一乗寺駅からほど近く、叡山電車沿線にある一乗寺公園を利用して地元住民と商店を巻き込んだ音楽イベントを実施した。また、イベント実施に先駆けて、一乗寺に新規に出店した商店を紹介する動画を作成し、SNSを通じて情報拡散を行った。

●取組概要

一乗寺でのゴミ拾い活動のかたわら行った一乗寺の商店主を対象にしたアンケートから、以下の2つの課題が浮上した。
・地元の人たちが、住民交流や地域活性化の入り口を見つけられない
・一乗寺のラーメン以外の魅力が伝わっていない
これらの解決に取り組むために、以下の2つを活動の軸とした。
・新規商店紹介動画の撮影・公開
一乗寺を知らない人に、ラーメン以外の魅力を伝えるべく、Instagramに動画を投稿した。新規商店の紹介動画を主として、私たちのゼミの活動内容や様子も合わせて投稿することでより親しみを持っていただけるよう取り組んだ。
・楽器作り&合奏ワークショップの設計・実施
子どもから大人まで幅広い年齢層を対象に、身近な材料を使って簡単に作れる楽器をつくるワークショップを開催した。楽器づくりワークショップと合わせて、つくった楽器を用いて音をならす「音あそび」のワークショップも音あそびのプログラム考案から行った。即興演奏家の方からの助言や児童館でのプレ開催などを踏まえて改良を重ね、自分で楽器を作り、その楽器を用いて音楽に参与する場を設計することができた。

●成果・今後の課題

<学生にとって>
地域での奉仕活動や子どもの相手をすることにピンときていなかった学生たちも、街のゴミ拾いや商店の動画撮影をして地元の方にお礼を言われたり、修学院第2児童館でワークショップの予行練習して実際に子どもたちと仲良くなったりするうちに、「自分ごと」として地域社会を体験し、本番は普段以上の力を出すことが出来た。
<地域にとって>
一乗寺フェスには3000人を超える来場者があり、私たちのワークショップにも予想を上回る参加者が集まった。大学として地域に期待されるかたち(大学生の積極的な地域への関与・若者視点の提供)で関わり、地域住民の交流を促進する手助けができた。
<学生・地域の声>
学生「ワークショップを行ったことにより地域の方々との繋がり方を実際に体験し人々を巻き込む力やコミュニケーション能力を得ることが出来た」
学生「予想以上の大盛況で、人が来ないどころか、手が回るか心配になるくらい子どもたちが遊びに来てくれて、参加してくれた子どもたちや親たちからの肯定的なフィードバックが得られ、非常に嬉しかった」
近隣住民「フェスに参加してにいた見知らぬ人同士が、後日町内ですれ違ったときに、軽く挨拶するような場面を目撃し、ほほえましい気持ちになった」

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本取組に関するお問い合わせ先

京都精華大学メディア表現学部安田研究室

TEL:075-702-5128
E-Mail:yasuda@kyoto-sei.ac.jp

関連Webサイト(外部サイトにアクセスします)

https://www.instagram.com/ichijoji_seika/