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活動事例

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学まちコラボ
2023年度

事業名京北宇津ふれあい学びあい

テーマ
文化
産業・観光
大学名
京都精華大学
実施団体
京北宇津宝さがし会

●実施団体の紹介

京都市右京区京北宇津地域の宝(自然、人、技術、伝統、歴史など)さがしを通じた地域の活性化をめざす活動を行う大学サークルである。2013年度より活動を開始し、今年度で11年目となる。

●活動場所

京都市右京区京北宇津地域

●活動目的・背景

【目 的】
本事業では宇津地域の活性化に向け関係人口を増やすことを目的に、これまでの実績を活用し、大学生及び留学生が地域の活動に参加する足がかりを創出する。さらに、ワークショップを通じて地域の人たちと大学生・留学生の協働で地域と関係人口のニーズを把握し、地域の将来を共に考え、継続的な取り組みの方法を提案する。またこれらの情報を連携機関を通して発信することにより、宇津から離れて住む元住民たちにも届け、再び関係人口として顕在化させることを目指す。
【背 景】
宇津地域は豊かな自然と歴史・文化に恵まれながら、小学校は廃校、保育園は廃園、農協も廃業に至るなど過疎化が急速に進んでおり、わが国の地域社会が抱える課題が顕著に見られる。

●取組概要

1.10年間の活動実績をもとに地域活性化に向けたイベントを開催し、そこをエントリーポイントとして他大学も含め大学生・留学生を関係人口として巻き込んでいく(本年度主催・共催・参加イベント:朝市、桜まつり、ホタル合宿、子どもフェスタ、地域清掃、秋まつり、子ども写真教室)
2.地域と関係人口でワークショップを開催し、お互いのニーズを確認する(あばさん漬けの復活)
3.空き家や休耕地を多用途に活用するなど、地域活性化のために地域と関係人口がともに関わる継続的な取り組みの方法を提案する(あばさん漬けの復活、地域内空き家から出る不用品の有効活用、地域に関する古文書の解読)
4.活動内容を地域内外に広く発信し、関係人口を顕在化する(今年度参加大学:立命館大学、京都外国語大学、関西大学)(農林水産省主催「ニッポンフードシフトフェス」に出展し、あばさん漬け復活の取り組みをアピール)

●成果・今後の課題

<学生にとって>
【成果】イベントの企画や朝市への参加、畑作業、伝統料理あばさん漬けの復活への取り組みなど、様々な活動を通して地域と関わり、地域振興を目指した活動ができた。宇津塾(拠点空き家)や畑での作業はほぼ毎週行ってきた。また、他大学の学生と連携し、関係人口として協働することができた。
【今後の課題】あばさん漬けは将来的に商品化を目指す。地域内外への情報発信にもより一層取り組んでいく。同時に、他大学も含め学生メンバーを増やしていく。

<地域にとって>
【成果】未来を担う宇津の子ども達だけでなく、地域団体と連携し、イベントを共催するなどの活動で、地域にとって欠かせない存在となりつつある。今後の活動にも期待されている。

<学生の声>
・今年は地域から失われつつあった伝統料理を復活させるため、畑作業に力を入れていました。野菜を育てる段階から伝統料理を再現するまでの過程は、地域の方々の協力なしでは成し得ず、私たちにとって貴重な経験になりました。今後は私達が育てた野菜をより活かした活動を行なっていきたいです。
・他大学と連携をとりながら新たな活動を開始することができました。この交流は地域だけでなく私たち学生自身にとっても視野を広げる貴重な経験となりました。

<地域の声>
・長年この地域で活動されてきていることで、住民たちとの信頼関係もあり子どもたちも学生さんたちと遊ぶことを楽しみにしています。子どもの数が年々減少している地域なので、ここ数年は子どもたちだけではなく地域の方も活動を一緒にすることで、より深く地域の活性化の為に活動出来ているのではないでしょうか。
・地域の魅力を活かすイベント企画が、地域の活気につながっています。

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本取組に関するお問い合わせ先

京都精華大学 国際文化学部 田村研究室内

TEL:075-702-5115
E-Mail:kakuno@kyoto-seika.ac.jp

関連Webサイト(外部サイトにアクセスします)

http://seika-keihoku.com