錦市場商店街(京都市中京区)
錦市場商店街は近年では観光者の急増や老舗の廃業など様々な変化にさらされています。また「食べ歩き」の場として認知されたことによる利用者のマナー問題は常連客離れなどを引き起こすことになりました。そこで観光者のマナー改善や錦市場の本来の姿を発信することを企図し、2020年度より京都市錦市場商店街振興組合と平井ゼミが協働してこのプロジェクトに取り組みました。
聞き取り調査と前年度の活動結果から2022年度は①対外発信ツールとしてのリーフレットの作成、②そのリーフレットの活用方法の提案という2つのテーマに取り組みました。学生が調査を通して考えた、錦市場を楽しむ心得やモデルコース、また商いの文化や四季折々の資源などが盛り込んだリーフレットを作成し、宿泊施設との連携、シニア層へのアプローチ、学校教育への展開という具体的な3つの提案を示すことができました。
活動の内容は最終成果報告会で京都錦市場商店街振興組合の方々に報告し、今後は同組合の中で活かしていただくことになっています。今年度のプロジェクトは、一般向けのリーフレットという形あるものに結実したこと、加えて、自主的に議論を重ねた結果に対して高い評価をいただけたことなどで、学生にとっても有意義で充足感のあるものになったと考えています。
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京都橘大学学術振興課
TEL:075-574-4186