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学まちコラボ
2021年度

事業名変化する街・菊浜歴史/文化資源マップの作成

テーマ
文化
安心・安全
大学名
京都大学
実施団体
京都大学柳沢研究室・菊浜プロジェクト

●実施団体の紹介

〈京都大学柳沢研究室・菊浜プロジェクト〉
京都大学/大学院の建築を専攻する学生有志が中心となり、京都市下京区・菊浜学区一体の地域個性の発見・探究、地域個性をいかした街の未来像の検討、まちづくり支援を目的とした活動を行う。
〈菊浜連合会〉
地域住民で構成される、菊浜学区の16団体を統括する団体
〈菊浜まちづくり推進委員会〉
菊浜連合会のまちづくり推進を目的とする団体
〈京都市景観・まちづくりセンター〉
京都らしい景観の保全・創造、質の高い住環境の形成などを目的とする公益財団法人
〈京都市下京・東部地域包括センター〉
高齢者が地域とのつながりを持ち、いつまでも住み続けられるまちづくりを目的とする施設
〈京都市下京区社会福祉協議会〉
住民全体の社会福祉活動を推進することを目的とした民間組織
〈下京区役所地域力推進室〉
下京区役所の地域のまちづくり活動推進を目的とする部署

●活動場所

京都市下京区菊浜学区

●活動目的・背景

菊浜学区では近年大きな変化が生じている。インバウンド景気を背景に多数の店舗や宿泊施設が新規開設され、商業的には活気が増す一方で、地価や不動産賃料は高騰し、学区内に残る元お茶屋建築や町家などの歴史的資源が失われつつある。そのように街のあるべき将来像が模索される中で、今後その指針となる基礎資料を作成することを目的として実施した。

●取組概要

まず街の現状や歴史、そして地域の方々の思いを知るべく調査を行なった。歴史的建築物の現況調査、菊浜学区で飲食店を経営されている事業所の方と、町家に在住する住民の方、菊浜学区へ長く住まわれている住民の方への聴き取り調査を行なった。その後打ち合わせを通してマップの掲載事項やその他の内容を決定し、マップを制作。

●成果・今後の課題

〈学生にとって〉
歴史的建築物の現況調査によって、歴史的な建築物を多く有する地域としての菊浜学区の重要性を知ることができた。また、聴き取り調査では、地域の方々それぞれの街に対する意見を直接知ることができ、今後のまちづくりの指針となるものの必要性、重要性を感じた。
〈地域にとって〉
地域の高齢者や、新規の飲食店の方々との繋がりができた。古い街並みの状態を取材したことで、その現況に加えて、それらをできるだけ残していきたいという皆さんの意向を確認できた。
〈学生・地域の声〉
・ 宿泊施設の増加による地価の高騰は町内会機能の維持という面で非常に問題となっている。住民の高齢化の進む中で、安心安全のための防災防犯を意識しながら、地域が活発になるようなまちづくりを今後も目指していきたい。
・「学まちコラボ」で何ができるかを心配しておりましたが、若い人の思っていることを学べて非常に楽しい時間でした。

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本取組に関するお問い合わせ先

京都大学工学研究科建築学専攻・柳沢研究室


E-Mail:yanagis.lab@gmail.com