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活動事例

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まちづくり事例集
2021年度

事業名移動体の自律走行を支援する高精度測位用基準局の設置

テーマ
産業・観光
大学名
京都情報大学院大学
実施団体
サステイナブル・オープンイノベーション・センター

●活動場所

京都市

●活動目的・背景

GNSS(全地球航法衛星システム,一般にはGPSと呼ばれている)を用いた測位(位置情報の測定)には10m程度の誤差が含まれています。本基準局は,自動車やドローンなどの移動体に対して,誤差数cm程度の高精度な位置情報をリアルタイムで提供するための基本情報を収集することを目的としています。

●取組概要

本設備を用いてGNSSの衛星から基準局までの電波の伝搬遅延時間を計算し,その情報をサーバに格納して公開しています。この情報を用いると,移動体の位置を高精度で推定することが可能になります。この技術(RTK)は,農業・建設等で用いられる作業用車両やドローンの自律運行を行うために用いることができます。

●成果・今後の課題

本活動は,京都市内の民間企業(KKラボ社)と共同で実施しています。国土地理院が設置した基準局(約20km間隔)で取得した同様の遅延情報は,民間企業から有償で購入することも可能ではあります。本学では,本技術の普及と発展を促進するために,この情報を無償で提供しています。民間の基準局は「善意の基準局」と呼ばれています。

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本取組に関するお問い合わせ先

サステイナブル・オープンイノベーション・センター

TEL:075-711-0161
E-Mail:kcgi@kcg.ac.jp