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2021年度

事業名崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト皮革ワークショップ事業

テーマ
文化
産業・観光
大学名
京都女子大学・佛教大学・龍谷大学
実施団体
崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト(すじぷL)

●実施団体の紹介

〈崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト(すじぷL)〉
京都市下京区にある崇仁学区を中心に、市民交流の活性化や崇仁でかつて盛んだった皮革産業を持続可能にするための活動を行っている。主な活動として、皮革の良さを伝えるためのワークショップを今までに3回開催している。
〈西川屋商店〉
皮革産業で栄えていた崇仁地域で現在唯一残っている皮革専門店である。店主の西川直男さんが切り盛りしている。皮革の卸しが専門で牛皮、豚皮など一般的に使用されている皮から、カンガルーの皮など珍しいものまで幅広く販売されている。

●活動場所

京都市下京区崇仁学区/京都市下京青少年活動センター、京都市下京いきいき市民活動センター

●活動目的・背景

かつて崇仁では靴屋が多く立ち並ぶなど皮革産業が盛んだった。しかし時代とともに皮革を扱うお店が減少しており、現在では一軒のみになっている。私達は地域の価値である皮革文化の継承など、皮革産業を持続可能にすることを目的に皮革ワークショップを開催している。

●取組概要

現在までに皮革ワークショップを3回行っている。1回目は青少年に崇仁地区の輝かしい歴史と技術を伝え、皮革文化に興味を持ってもらうことを目的に京都市下京青少年活動センターでパスケースを制作した。2回目は地域の子どもたちが自分の地域の文化である皮革の良さを感じ、興味と誇りを持てるように地域の方々とともにコインケースやキーホルダーを制作した。約60名の参加者が集まった。3回目は再び下京青少年活動センターで1回目のワークショップの目的に加えて地域の中で皮革産業を継承するために2024年に崇仁地区に移転する京都市立芸術大学の院生や講師の方と協力して、皮革の染色体験や皮革を使ったスマホ立てを制作した。

●成果・今後の課題

〈学生にとって〉
地域の伝統産業を継承・発展させる過程の中で地域の歴史や思いを知ることができ、より崇仁地区に愛着を持ったため、今後も活動していきたいと強く思った。児童館で子どもと地域の方々が出会ったように、地域の方々ワークショップを通じて色々な世代の人とつながりコミュニティを作ることができた。
〈地域にとって〉
今回、京都市立芸術大学の学生や地域の方々の協力の元、ワークショップを開き、皮革という崇仁地区の誇らしい文化を伝えられたことで少人数でも地域の良さを感じてもらえたことは皮革文化の継承に繋がるのではないだろうか。児童館のワークショップで西川屋商店の西川さんが来て下さり、子どもが皮革を触る様子を嬉しそうに見てくださっていたことが、私たちにとってなによりも喜ばしかったことであるとともに、地域に貢献できたと感じた。
〈学生・地域の声〉
・参加者同士の交流が楽しかった。また、崇仁の皮を学ぶことができより興味を持った。
・崇仁地域の住民と若い人をつなぐ場所になり、崇仁に興味を持ってもらえると嬉しい。

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本取組に関するお問い合わせ先

崇仁皮革産業持続可能化プロジェクト


E-Mail:sujinhikakupj@gmail.com