〈わくわく研究室〉
佛教大学教育学部平田ゼミ(理科教育)の3・4年生の学生13名が、ゼミの社会貢献活動の一環として、「わくわく研究室」という子ども向け科学の普及促進を目指したグループを設立し、科学実験教室を企画運営(準備、調整、広報、実施、交流)している。今年度は新型コロナウイルス感染拡大のため、科学実験教室だけでなく新たな取組として自宅でできる実験を掲載するなどの動画投稿を行った。
〈楽只児童館〉
「子どもの保育権保障」を目指してスタートした楽只児童館は「希望する子どもは全て受け入れる」をポリシーに多文化でインクルーシブな保育実践に取り組んでいる。
〈佛教大学社会連携課〉
広報活動に力を借りたり、運営相談に乗ってもらうなど、よりよい活動が行えるように手助けいただいている。
京都市北区/楽只児童館、佛教大学
北区の課題として、人口減少や少子高齢化が進んでおり、子どもから高齢者まで安心して住み続けられる条件整備が必要となっている。そのためにも安心して暮らせるコミュニティづくりや草の根自治のネットワークづくりが重要である。今年度からは、児童館での出前科学教室や誰でも家でできる科学実験動画を投稿するなどして、地域と学生ボランティアが協働でまちづくりを行う事を目的として実施した。
今年度は主に2つの活動を行った。1つは児童館での科学実験教室を4回行った。内容としては化石レプリカ作りと人工イクラ作り、さわれる水作りを行った。
2つ目は動画投稿に向けて撮影や編集を行い、動画投稿した。内容としてはクラックビー玉作りや浮沈子(ふちんし)についてなどを投稿した。
児童館での科学実験教室を行い、児童館の子どもや児童館の先生方、保護者の方と関わることでコロナ禍の中で地域の方々と関わる機会を作ることができた。
〈学生にとって〉
教員を目指す私たちにとって子どもたちの前で科学教室を行うことでどのように話をすると興味を持ってもらうことができるのかを知るとても貴重な経験ができた。また、今年度は新しく動画投稿を行うことで新たな挑戦の一歩となった。
〈地域にとって〉
今まで行ってきたこととは違い、新しい活動を行ったため新たな関係を地域の方々と築くことができた。児童館で活動を行うことにより科学に興味・感心がある児童だけでなく、科学に興味や感心のない児童もともに参加できた。
〈学生・地域の声〉
・毎回の科学教室がとても楽しみでした。実験もおもしろくて理科の勉強をがんばりたいと思いました。(児童館の子どもたち)
・どのようにすると子どもたちが楽しく科学を行うことができるのか考え、実践する力がつきました。私たちもとても楽しく学びがある時間でした。(学生)
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わくわく研究室・佛教大学平田ゼミ