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2019年度

事業名京都文教大学バスツアーズ

テーマ
産業・観光
保健・福祉・健康
大学名
京都文教大学
実施団体
京都文教大学バスツアーズ

●実施団体の紹介

〈京都文教大学バスツアーズ〉
2013年度から向島ニュータウンの市営住宅に住むひとり暮らしの高齢者を対象にスクールバスを使った日帰りバスツアーを年間4〜5回程度実施してきた。健康に配慮し、地域の人たちに気軽で、安価に旅の楽しみを提供している。
〈向島二の丸学区社協〉〈向島二ノ丸・二の丸北民協〉〈京都文教マイタウン向島ランチクラブ〉
市営住宅が65%を占め、高齢単身・障がい者・ひとり親世帯が急増する向島ニュータウンで、安心して楽しみを見出す暮らしをサポートするとともに、地域交流拠点「京都文教マイタウン向島(MJ)」等で様々な取組みを行っている。

●活動場所

伏見区

●活動目的・背景

ひとり暮らしの「引きこもりがちな高齢者」が外出できるように、京都文教マイタウン向島では、月1 回のランチクラブ、歌の集いや囲碁クラブなどを実施。これらの活動に加え、健康の不安や経済面から旅行を諦めていた方を対象に、学生がサポートする日帰りバスツアーを実施して旅行の楽しさを提供し、元気になってもらうことを目的に活動している。

●取組概要

民生委員の方と相談しながら旅行先と内容、実施日などを検討し、バスツアーを計4回実施(7月三輪明神大神神社(他)を訪ね、三輪素麺をいただきます/9月淡路島 宝生寺で七福神 寿老人に長寿を願い(他)、海鮮和定食をいただきます/12月世界遺産・仁徳天皇陵(他)/1月「NHK大河ドラマ「麒麟がくる」福知山、亀岡の大河ドラマ館を訪ねて/3月中止)。向島ニュータウンの高齢者82名(平均年齢75.4歳、最高齢91歳)の参加を得た。また、10 月には「向島まつり」へ参加し「京都文教大学バスツアーズ写真展」を開催。約80 名が来場し、バスツアーへの新たな参加者にもつながった。

●成果・今後の課題

〈学生にとって〉
ツアー参加者(高齢者が中心)のことを考えた企画から実施までを体験し、地域に貢献できたと感じている。向島まつりでの写真展では、顔を覚えてくれたツアー参加者が声をかけてくれたりと、来場者との交流も深まった。
〈地域にとって〉
日頃、家に引きこもりがちな高齢者同士の相互交流から友達ができ、旅行の後も話をするようになった。今までのツアーに全参加された方もおり、「楽しみ」になっている。
〈学生・地域の声〉
・旦那さんを亡くされ一人暮らしになった方など、塞ぎ込みがちになっていた人がバスツアーに参加してだんだん元気を取り戻してきているのを見て、改めてこの活動の意義を感じた。
・行き先ももちろん楽しみだけど、そこでご飯を食べながら、みんなと他愛もない話をできることが一番楽しい。

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本取組に関するお問い合わせ先

京都文教大学

TEL:0774-25-2400(代表)