大学・地域連携ポータルサイト GAKUMACHI STATION(がくまちステーション)

活動事例

Search
学まちコラボ
2019年度

事業名てら*ぱるむすの活動を通したお寺の新たな役割の発信

テーマ
文化
大学名
京都市立芸術大学・京都橘大学・成安造形大学
実施団体
龍岸寺文化事業部 てら*ぱるむす

●実施団体の紹介

〈龍岸寺文化事業部 てら*ぱるむす〉
京都市下京区浄土宗龍岸寺を拠点に活動するアイドルの取り組みを通し、お寺・仏教文化の身近さを人々に伝えることを目的とする団体。
〈浄土宗龍岸寺〉
下京区にあるお寺。古い考えにとらわれず、ライブやワークショップなど現代に即したお寺のあり方に常に挑戦している。2020年2月には「おてらのでんき」を契約。てら*ぱるむすの拠点であり、会場提供や運営協力などでお世話になっている。
〈成安造形大学芸術学部地域実践領域(教員:加藤賢治、濱中倫秀)〉
企画・運営に関するアドバイスや、ワークショップの際に講師を務める。

●活動場所

京都市下京区

●活動目的・背景

今日、お寺は法事や葬儀の場という印象が強く、若者のお寺離れが大きな課題となっている。
現代におけるお寺の役割とは?仏事法要以外に何ができるのか?
アーティストライブや伝統工芸の職人、学生による様々な表現から、お寺の新しい可能性を示すことが重要である。様々な企画を通し、お寺が地域の人々の交流の場として本来の役割を取り戻すことを目的に実施している。

●取組概要

主な取り組みとして、アイドルライブを実施。
企画として夏祭りをコンセプトに仏教文化をモチーフに取り入れた屋台や、演劇にも挑戦。
また、草津市主催の東海道沿いにある寺院で催されるアートイベントに参加し、ライブだけでなく、お釈迦様誕生から日本への仏教伝来までの流れをすごろくゲームに見立てたワークショップを行う。
成安造形大学の加藤賢治先生を講師に招き、龍岸寺周辺のお地蔵さんを探すフィールドワークを実施。
ネット配信も積極的に行い、仏師の三浦耀山さんを招いたり、取組内容の紹介やご住職の日常に迫るなど様々なテーマを設けた。

●成果・今後の課題

〈学生にとって〉
関わってみないとわからないお寺の魅力や、地域の特徴の発見があった。メディアにも多く取り上げられたことで、自分と関わりのある人々の住む地域が話題になり、自信に繋がった。
〈地域にとって〉
フィールドワークでは、近隣の方しか知らないお話や情報も伺うことができ、地域の文化伝承にも繋がった。初の拠点でないお寺でのライブでは、お年寄りの方もいっしょに踊ってくれ、不安そうだったご住職には是非またライブを行って欲しいと仰って頂き、地域にとってもお寺の展開の可能性を実感してもらえた。
〈学生・地域の声〉
・高齢化が進むと新しいことをやろうとするよりは、無理をしないようになる。若い人が入ってくれると新しいことをやろうとするから、自然と活気が出る。
・自分は、おじいやおばあに連れられて東寺さんの縁日や、お墓参りに行ったりしたけど、そういう時代じゃないから、若い人に来てもらう努力をしないといけない。

クリックで写真が入れ替わります

本取組に関するお問い合わせ先

龍岸寺文化事業部 てら*ぱるむす

関連Webサイト(外部サイトにアクセスします)

https://terapalms.themedia.jp https://youtu.be/iELGPpt698c https://youtu.be/kRGW4IobwrI