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京都橘大学

山科・醍醐地域で「変化を楽しむ」地域連携型教育プログラム

【2022年度の取組実績】

2022年度は、以下の取組を実施し前進させました。


≪「見える!!地域連携」プロジェクト≫

    ①学生公募型地域連携活動助成制度を運用
    2021年度創設した助成制度「学まちチャレンジ!プロジェクト」を継続実施しました。募集説明会では、2021年度採択団体からの活動報告や外部連携機関の担当者から活動紹介などを行いました。またオンラインでも配信を行い、目標の5件を大きく上回る8件の申請がありました。外部連携型のプロジェクト(山科区役所、京都信用金庫山科支店、醍醐いきいき市民活動センター)3件に対してのべ24名の参加申込があり、地域連携センター運営会議の審査を経て、全件が採択に至りました。

    ②卒業生へのインタビュー調査事業
    2022年度は4名の卒業生に対し、インタビューを実施しました。次年度は対面実施だけでなく、オンラインによるインタビューも検討し、最終年度報告書作成に向けて取り組みを継続します。

    ③PROGテストによる成長度測定事業
    1回生および3回生に対してPROGテストを実施しました。
    4年間継続して行い経年変化を追跡します。

    ④地域連携活動対象地域におけるアンケート調査事業
    2021年度からの継続となる作業療法学科による山科団地活性化の取組は、京都市プロジェクト推進室、山科区役所、山科区西野学区自治会および山階学区自治会と連携したもので、同団地に住む高齢者を対象に、健康増進のための体操、講話を行いました。
    この取組は、同学科の正課授業「地域包括ケアシステム演習」の中で全5回を対面で実施しました。アンケートについては、全5回でのべ206名の参加者のうち141名から回答があり、満足度は10点満点中平均8.86点と高い満足度を得られました。「毎日のしんどいことがなくなりいっぱいの元気をもらって帰ってきました」など、好意的な意見をたくさんいただきました。また、「コロナの中あまり遠くへ行く事もなく、身体も弱ってくるだけなので、家から一歩外へ出る機会をもらってうれしく思っている」など、昨年度同様に新型コロナウイルス感染症の影響で外出や交流が減っていることが伺える声もありました。


≪「区民に身近な大学へ」プロジェクト≫

    ①京都薬科大学との共同学生団体「ME-ME(ミーム)」によるコミュニティカフェの運営開始
    両大学から計17名の学生(橘8、薬9)が所属しています。2021年度は、両大学の学生が対面を果たすことはできませんでしたが、今年度はオンラインミーティングや対面でのミーティングを重ね、7月に初めて両大学の学生が参加してのコミュニティカフェ「景観喫茶」を東野公園(京都市山科区)で実施しました。7月は約20名、11月は約55名の来場がありました。今後は地域に向けて活動の発信を行っていくとともに、引き続き、コミュニティカフェ「景観喫茶」を中心として地域での活動を展開していく予定です。

    ②公開講座の開催
    市民向け共同公開講座「京のやくたちばなし」
     ①「身近にある健康サポートのやくたちばなし」
     ②「こどもの健康に関するやくたちばなし」
     ③「こころを健康に保つやくたちばなし」
    各回ごとにテーマを決め、本学と京都薬科大学から講師1名ずつが登壇し、講義2本+Q&Aコーナーの形式で全3回の講座を対面(会場:京都薬科大学)とオンラインのハイブリッドで開催しました。
    ※やくたちばなし:役立ち話のこと、京都薬科大学と京都橘大学の共同であることを表現。

  • ③IPEプログラムを継続する
    IPEプログラムは、京都薬科大学の薬学部薬学科および本学からは看護学部看護学科、健康科学部理学療法学科に加えて、昨年度から健康科学部作業療法学科も参加しています。2022年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、急遽健康科学部作業療法学科は参加できず、3学科での実施となりましたが、それぞれの分野の視点を共有し、意見交換を活発にするなど有意義な合同学習となりました。
    模擬患者の活用は、本学の正課授業「フィジカルアセスメント演習Ⅱ」(看護学科)、「救急救命実習Ⅰ/Ⅱ」(救急救命学科)、「中枢神経障害系理学療法学基礎演習/神経障害系理学療法学基礎演習」(理学療法学科)に地域住民に模擬患者として参加していただきました。引き続き、次年度以降、授業への人材の確保を目指し、事業を展開していきます。


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