京都市立芸術大学の学生を中心に立ち上がった学生の有志プロジェクト。宝蔵寺を舞台に映像・版画・パフォーマンスなどさまざまな表現形態を用いた展覧会を企画した。展覧会は10月に開催。
宝蔵寺、京都市立芸術大学構内
古今の精神文化が行き交う京都で学び、その学びを地域へ還元することが大きな目的としてあった。具体的にはリサーチワークを行い、そこで得た学びをアートにし、展覧会の場で交換することだ。この企画を進める段階で宝蔵寺とご縁を得た。これによって宝蔵寺がリサーチワークや展覧会の場となるとともに、その宗教的・歴史的な場にふさわしいテーマ設定のため全体の主題が「死生観」に定まった。
①地域に学ぶ(地域資源)
月に一度、プロジェクト参加者が宝蔵寺や京都市立芸術大学に集いリサーチワーク会を行なった。
・公開講座「宗教と死生観」(@宝蔵寺)
・公開講座「瞑想と死生観WS」(@宝蔵寺)
・ココルーム訪問、WS(@大阪)
その他:教祖の作り方WS、ジェンダー変換WS、弔い方WS、気を遣いながら話し合うWS等々
②学びを形にする(アート)
「死生観」というテーマを念頭に各々がリサーチワークを企画し、そのリサーチワークを通して得た理解と気付きをもとにアートを制作した。
③発表の場を開く(交流)
完成した作品を宝蔵寺を会場として展覧会形式で一般公開した。作品のジャンルは立体や版画、映像、パフォーマンスなど多岐に渡った。
<学生にとって>
リサーチワークの企画とアート制作を通し、探究と芸術的表現を融合させながら、地域に根差した創作実践をすることができた。
展覧会としては特殊な場所を使用することができ、空間として面白い展示になった。一方で、普段展覧会空間として解放されていない宝蔵寺を利用するにあたって、搬入出や展覧会プランの事前確認が不十分だった。
<地域にとって>
完成した作品を展覧会形式で一般公開することで、リサーチワークで得た学びを活かし、各々の視点から「死生観」という問いをアートに昇華することができた。国内外の観光客や地域住民の方々など幅広い層に来訪していただき、当初の目的であった「出展者・来場者・お寺の三者の交流の場」、「地域とアートの接点を作る場」として機能することができた。




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宝蔵寺展覧会プロジェクト