大学での実習の一環として、京都市左京区一乗寺の地域活性化イベントの企画・運営をしています。地域住民と外来者の両方に一乗寺の魅力を発信する活動を行っています。地元住民と外来者両方に一乗寺の新しい魅力を伝えるため、一乗寺公園で開催される「一乗寺フェス」にて親子連れ向けの音あそびワークショップと地元に伝わる鉄扇踊りの講習会を企画・実施しています。
一乗寺
【活動背景】
地域とより主体的でより継続的な関係を結びたいことから、伝統的な鉄扇踊りの新しい展開を模索したり、より地域に寄り添った新しい音あそびを模索し、さらに音あそびと鉄扇の交差点を考えます。
若い世代が、地域やコミュニティを自分ごとにできるようなきっかけをどう生み出すか模索します。
【活動目的】
一乗寺を舞台に、音楽や踊りが持っている、人と人を結びつける力や社会への参与を促す力を活かし、自分の街に住んでいることの素晴らしさを再認識するきっかけを提供します。同時に、これらを効果的に情報発信することで、自分の街に主体的に関わってくれる人たちを増やし、結びつけます。
参加する学生の多くは一乗寺に住んでいないが、それでも「関係人口」として主体的に取り組むことで、同じ世代が共感しやすい活動内容を折り込み、またこの取り組みを他の地域でも活用できるようにまとめていくことを試みます。
【事業の内容】
①《手作り楽器で即興演奏(ドラムサークル)》
▼夏前から一乗寺地区の2つの児童館に赴き、手作り楽器(太鼓やシェイカー、カスタネット)使った音あそびワークショップを行いました
・合奏を通じて児童館の先生方や子どもたちと関係を築き、一乗寺フェスでワークショップに参加してくれる子どもたちを増やしました
▼一乗寺フェス
・日常的な素材から楽器をつくり、つくった楽器を使ってみんなで合奏を楽しみました
・自分の楽器を家から持ってきた参加者もいました
②《鉄扇踊り》
▼4月から保存会の練習に参加し、関係を構築するとともに音頭と踊りを身につけました
・保存会の方々とともに児童館にて鉄扇踊りの講習会と輪踊りをしました
▼納涼祭
・よく知られた別の音頭(江州音頭)を鉄扇踊りの振り付けで踊ってみることで、振り付けの普及を図りました
・事前に講習会に行った児童館の子どもたちにも輪に入ってもらって鉄扇踊りを実施しました
▼八大神社での八朔祭(鉄扇踊りの奉納)に参加しました
▼一乗寺フェス
・広い世代に盆踊り自体の楽しさを共有するため、みんなが知っている既存の音楽を流し、炭坑節の振り付けで踊る「メガヒッツ盆踊り」を実施しました
・会場にいる人と一緒に鉄扇踊りの輪踊りを実施しました
▼一乗寺フェス後も11月末まで鉄扇踊りのお稽古は参加し続けました
・保存会と相談しつつ、鉄扇踊りをより広く人々に広める方法を模索・実践しました
③《活動総括》
▶音あそびグループは一乗寺に住んでいる人たちにインタビューを行い冊子を制作予定です
▶鉄扇踊りチームは保存会の方にインタビューなどを行い、鉄扇踊りのことをまとめたWEBサイトを制作し、鉄扇踊りの知識や思いを公開予定です
<学生にとって>
今回の取組で、子ども達だけではなく大人の人も含めていろいろな人が笑顔になれる企画ができたと思っています。企画を進めるなかで、ひとをどう巻き込むか、そのやり方を身につけることが出来ました。また、普段は聞けない地域に住む人が秘めている思いなどを聞ける貴重な機会を得ることが出来たと思います。
<地域にとって>
地域の方々からは、わたしたちの活動を介して上下の一乗寺のつながりが深化しつつあると伺いました。また、一乗寺郷土芸能保存会の方々から、大学生の参加により、練習会やお祭りに興味を持つ若い世代が増え、間口が広がったとのお言葉をいただきました。一方、年度末に向けた一連のインタビューからは、地域を活性化するアイディアを持っている人たちがつながる機会がないことがわかってもきました。
<学生・地域の声>
一乗寺フェスにて実施した簡単なアンケートから:
「地域の子どもから大人までが楽しそうにしていて、良いお祭りと思いました」
「このようなフェスがもっとあると嬉しいです!」
「個々のお店とかは本当に色んなことをやってくれているので、それをつなげる組織が常にあっても良いような気がします」など
学生スタッフの反省会から:
「地域コミュニティの在り方を学べたのは貴重な体験だった」
「他所で起こっていることだが他人事ではない」
「スタッフ内での情報共有・進捗管理の難しさ」など




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京都精華大学メディア表現学部「街と人と音楽と」ゼミ
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